天然素材の雑貨　ようび堂

真円に迫る様に丁寧に美しく曲げる職人技術により、薄くシンプルで軽い道具を実現しました。何度も使ってお手入れをきちんとする上で、軽くて丈夫な安心感は欠かせません。さらに内部の水分調整を程よくしてくれる天然木は、金属とは違い、内側や食材にぽたぽたと水滴がつきにくいので食材がベタつきにくく、美味しく蒸しあげてくれます。

蒸篭（せいろ）の多くは身と底面が一体となっており、底を外すことができません。直接食材をのせることもある底面は、汚れやすく、また清潔にしておきたいところ。そこで身の内側に十字に木を渡し、その上に竹すをのせて使うことで利便性に配慮、洗いやすく、乾きやすく、お手入れをしやすくしました。

臺處の蒸篭は和せいろと中華せいろ、それぞれの良さを取り入れた独自の仕様が大きな特徴です。「身」の底は中華せいろのようにそのまま食材をのせることができ、和せいろのような「身」の深さを実現しました。そのため、高さのあるうつわや大きな中華まんも楽々入ります。また、一段で一度にたっぷり蒸せるので、複数の「身」を揃える必要がないのも便利です。

蒸篭の底を仕切ることができる取り外し可能な仕切り板もご用意しました。これがあれば、蒸篭の中を区切っていくつかの食材をまとめて蒸し上げることができます。メインの蒸し料理の隣で付け合せの野菜を蒸したり、常備菜を温めたり、少人数の家庭なら蒸篭一つで複数のおかずを一度に仕上げることも可能です。